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初めてのe-tax(1)電子証明書取得、ICカードリードライタ

更新日:
投稿日:
2012年02月12日

【更新 2023/02/13】この記事は2012年に書いたものですが、10年以上経ち、住基カードはマイナンバーカードに、ICカードリードライタは使用しなくてもスマホのアプリで手続きができるようになっています。
現在はマイナンバーカード+スマホアプリでe-taxを行っています。

* * *

今までもちろんe-taxの存在は知っていましたが、確定申告は郵送でやっていました。
理由としては、e-taxの操作方法や手続きがわかりにくいとの評判があったので、何となく面倒な印象があったからです。
しかし確定申告以外の、青色専従者の所得税計算書などはe-taxでやってましたし(これは電子証明書がいらないのです)、なんと言っても添付書類を省略できる、還付金が早く振り込まれる、などの魅力もあるので、今年はチャレンジしてみようと思いました。
まあ、こうやってブログのネタにもなりますし(笑)。

e-taxで確定申告を行うには、いろいろ準備をしなければいけません。
詳しくは国税庁の「確定申告特集」ページを見ていただければいいのですが、
まず最初にやることは、
・電子証明書の取得
・ICカードリーダライタの購入
になります。

電子証明書の取得

電子証明書はお住まいの市役所(区役所)で取得します。
「証明書」というと紙の書類を想像しますが、実際は住民基本台帳カードに埋め込まれる情報になりますので、カードを取得することになります。
正確に言うと、
1)住民基本台帳カード(以下「住基カード」)を取得
2)住基カードに電子証明書を設定
という仕組みになります。

住基カード
住基カード。写真なしバージョン。c)八王子市

申請は市役所の市民課(住民票とか発行するところ)が担当しています。
(※以下、八王子市の場合で説明していきます。他の地域では違う可能性もあります)
申請書は役所で書いてもいいのですが、市役所のHPに申請書がPDFでダウンロードできるようになっていますので、プリントアウトして事前に記入していくとスムーズだと思います。
住基カードと電子証明書の2つの申請をすることになりますので、申請書も2種類必要になります。

通常は申請から交付まで1週間ほどの日数がかかるようなのですが、提示する本人確認書類によっては、即日交付できる場合があります。
免許証やパスポート、健康保険証など、いくつか組み合わせて提示することで、即日交付できます。
僕の場合は、ICカード運転免許証と健康保険証で即日交付できました。
このあたりも市役所のHPに載っていますので、調べてみるといいでしょう。

ちなみに住基カードも電子証明書も無料ではありません。
それぞれ発行に500円かかりますので、合計1,000円が必要になります。
有効期間は住基カードが10年、電子証明書が3年です。期限が切れるとその都度手数料を払って、更新しなければいけません。
また住基カードは写真あり・なしを選べますが、僕は写真代もかかるのでナシにしました。
今後公的な証明書として使いたい人は、ありを選ぶのもいいのではないかと思います。

さて、書類と本人確認書類を持って市役所に行ってみると、意外にも短時間で発行できることが分かりました。
何時間かは待つんだろうなと思っていたのですが、窓口で聞いてみると、「30分くらいですかね」というあっけない回答でした。
(このあたりは土地柄によるのかも・・・。都心はもっと待ちそう)

書類を提出するときに暗証番号を2種類考えておいてください、と言われます。
ひとつは住基カード用(4桁の数字)、もうひとつは電子証明書用(4〜16桁の英数字)です。
忘れるとまた手続きをしなければいけないので、メモしておきましょう。

10〜20分ほどすると名前が呼ばれ、PCがあるスペースに案内されます。
そこにはパスワードを入力するタッチパネルがあり、先ほど考えた暗証番号を入力します。
職員の人の話だと、このPCで都道府県(ここでは東京都)と通信しているそうです。
入力が終わると、プリントを何枚か渡され、住基カードや電子証明書の説明を受けます。
不明な点があれば、ここで質問をするとよいでしょう。

そしてまた10分ほど待っていると、会計の窓口に呼ばれ、1,000円を支払い住基カードを受け取ります。
住基カードしかもらえないので一瞬不安になりますが、電子証明書は住基カードの中に設定されています。
これで電子証明書の取得は完了です。

僕の場合は、あまりつまづかず取得できました。
職員の人も丁寧に教えてくれますし、疑問があれば市役所に行く前に電話で聞いておくと、二度手間になるケースも防げていいのではないかと思います。

ICカードリーダライタの購入

次に住基カードの情報を読み取れる、ICカードリーダライタを用意しなければいけません。
市役所で発行された住基カードが、どの機種に対応しているかの一覧表をくれます。
「接触型」「非接触型」「共用型」などいくつかの規格があるようです(八王子は接触型でした)。
また、Macに対応している機種は限られていますので、Macでe-taxをしようと考えている方は注意が必要です。

しかし、実際に購入しようと思って量販店に行ってみると、置いてあるのは1種類だけ(八王子の場合、最初から接触型しか置かないのでしょうが)。
そして年に一回しか使わないものにそんなにお金もかけたくないので、おのずと選択肢は限られてきます。

あまり不具合があって公開するのも嫌なので、僕はいちおう有名メーカーということで、SHARPのRW-5100という機種にしました(量販店にあったのと同じ。ネットで買いましたが・・・)。

ICカードリーダライタ

Mac非対応ですが、経理関係はほぼWin環境でやるので、僕的には問題ありませんでした。

これで準備の一段階目は終わりです。
次はPCでのセットアップ作業に移ります。

初めてのe-tax(2)PCの事前セッティング│bondesign

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