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初めてのe-tax(3)還付は本当にスピーディーか?

更新日:
投稿日:
2012年03月02日

「初めてのe-tax」とシリーズ名をつけて前回事前準備について書いたので、次は実際の入力とか送信とかについて書かなければいけないのでしょうが、とても膨大になるので、その部分は割愛させていただこうと思います(すいません・・・)。

今回はe-taxの大きな利点のひとつである「還付がスピーディー」ということについて書いてみたいと思います。
郵送や持参で提出した場合、還付金の振り込みは1〜2ヶ月後になります。
しかしe-taxはおよそ3週間で振り込まれると言われています。
実際にどのくらいの日数で振り込まれたか、自分の体験を書いてみようと思います。

僕が申告を完了したのは2/15でした。
e-taxで申告すると、その後もログインして還付金の処理状況や支払予定日を確認することができます。
申告時にメールアドレスを入力しておけば、処理状況に進捗があったとき、メールで送られてくるのでとても便利です。

最初にメールを受信したのは申告から2日後の2/17。
「還付金の処理状況を更新しました」というメールが送られてきました。
「認証画面から受付システムにログインしていただき、メインメニューから「還付金処理状況確認」を選択しご確認ください。」
とあるので、メール内のリンクをクリックし認証画面にとびます。

認証画面
認証画面。素っ気ないが必要にして充分。

利用者識別番号と暗証番号を入力してログインします。
ログインすると以下のような画面になり、一番下に「還付金処理状況確認」という欄があります。

e-tax画面
e-tax メインメニュー。(クリックで拡大)

この時点ではまだ「処理を開始しました」とかで具体的な進捗はなかったのですが、状況を教えてくれるなんて、税務署もずいぶん親切になったな〜、という印象を持ちました。

その後、再び「還付金の処理状況を更新しました」というメールがきたのは2/24でした。
同じようにログインして見てみると、今回は「還付金の支払手続きを下記の日程にて行います」と支払日が表示されています。

e-tax画面
還付金の支払手続日が表示された

支払日を見てみると、なんと2/28!
15日に申告したので、2週間弱で入金されるという予想以上のスピーディーさでした。
e-taxだと通常の申告期間より前に申告でき、僕もそうしたのですが、その場合はもしかしたら早めに処理され還付も早くなるのかもしれません(税務署も処理件数が少ない? このあたりは完全に推測ですが・・・)。
還付金はある程度まとまった額になる人も多いと思いますので、それが早めに入金されるというのはキャッシュフロー的にもいいんじゃないかと思います。

ということで、めでたく早めに還付金が振り込まれたところで、「初めてのe-tax」シリーズ(3回だけですが・・・)はおしまいです。

証明書の取得は面倒だし、セッティングなどはわかりにくいところもあるのですが、全体の感想としてはそれを補って余りある便利さがあると思います。
初年度だけちょっと手間をかけてやってしまえば、2年目以降は必要ないところが多いですし、電話サポートなどはとても丁寧だったのでつまづくところも解決できると思います。

ただWeb制作者としては、もっとわりやすく親しみやすいデザイン・インターフェイスを!と思わざるをえません。
これから手続きの電子化は避けられないところだと思うので、ぜひこのあたり改善していって欲しいと思います。

* * *

【追記 2023/02/13】この記事は2012年に書いたものですが、10年以上経った2023年だとe-taxの還付金振り込みは2週間ちょっとでした。
あと、ログイン画面やメインメニューのデザイン・インターフェイスはやや今風のものになってきています。

2023年の還付金処理状況確認画面
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