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10年間の事務所生活からフルリモートへ

更新日:
投稿日:
2022年11月20日

弊社では法人化以前の2012年から事務所を構えて業務を行っていましたが、2020年の新型コロナ流行以来、オンラインでの業務が中心になり、事務所を構えている意味が少なくなりました。

コロナ以降に事務所を訪れたお客さん、スタッフは数えるほど。
コロナ渦で人と接触せずに作業できる場所があるのは快適ではあったのですが、代表1人が作業をするにはいくぶん広めなスペースだったこともあり、徐々に無駄に思えてきました。

そしてコロナ渦以降、世の中の状況も変わりました。
お客さんもオンラインミーティングに慣れて対面での打ち合わせも少なくなりましたし(名刺交換もしなくなりました!)、また今後採用をするとしても、Web制作業界の場合はオンライン中心の業務になってきそうです。
ますます事務所の意味がなくなってきました。

そんな訳で事務所を畳むことは少し前から考えていながら、事務所のあった高尾に愛着もありなかなか踏ん切りがつかなかったのですが、割と大きめなWeb制作会社でもフルリモートに切り替え始めたこと、八王子でも快適なコワーキングスペースが見つかったことから、事務所の閉鎖を決めました。

移転先はどこへ?

事務所を閉鎖した場合、

  • 自宅で働く
  • コワーキングスペースで働く

の2つの選択肢がありました。

ただ自宅での作業は難しいと感じてました。
フリーランスの頃は自宅で作業してましたが、事務所を借りていた10年の間に子どもたちは大きくなり、以前仕事のスペースにしていた部屋も子ども部屋になっています。
リビングでできることはできますが、長時間は大変そうです。

一方でコワーキングスペースも、居住している八王子市ではなかなか自分にあったところが見つかりませんでした。
コワーキングスペースにもそれぞれ特徴があり、スペースの雰囲気、入居しているビルの雰囲気(コワーキングスペースに入るまでのアプローチ)、備品のクオリティ、運営している方や利用している方の雰囲気、コミュニティの有無など、様々です。
八王子市にももちろんコワーキングスペースはいくつかあっていくつかドロップインで利用したこともあるのですが、これだ!とピンとくるところがなく、決めあぐねていました。

そんな中、コロナ渦の2021年にJR八王子駅の駅ビル「セレオ八王子」に「STATION SWITCH セレオ八王子」というコワーキングスペースができ、ここを利用してみるとなかなか良い印象でした。
まず、できたばかり&商業施設のビル内なのでキレイで、内装もかなり洗練されています。
また、JRグループの運営であるせいか、ソフト面でも八王子の他のコワーキングスペースよりは都心のコワーキングスペースで働いているのに近い感覚で利用でき、それが今の自分にはあってました。(コミュニティなどが一切ないので、交流を求めてる方には向かなそうです。個人的には今は必要なかったのでデメリットにはなりませんでした)
アクセスもとてもよく、そのせいか利用者もビジネスマン、クリエイター、エンジニア、学生と多種多様で、何かに偏ってないところも気に入りました。

他にも2022年にオープンしたコワーキングスペースもあって、それとも比べて検討したのですが、今の自分にはSTATION SWITCH が合っていると判断し、こちらの月額会員になって仕事をすることに決めました。

「STATION SWITCH セレオ八王子」ウェブサイトより

事務所の閉鎖も大変でした

事務所を構えて10年、最初の頃より徐々にスペースも広くなっていき、備品や荷物もそれなり所有するようになっていました。
事務所を閉鎖するとなると、これらをなんとかしなくてはならず、これが結構大変でした。
家に全部持ってこれればいいのですが、上でも書いたように10年の間に家のスペースはなくなってきていて、すべてを持ってくることはできません。
もちろん、コワーキングスペースに持っていくこともできません。
なので、持っていけないものは売ったり、処分したりしました。

机、椅子、モニター、プリンターなど大きめのもので値がつくものは売ったのですが、メルカリは便利!
大型の商品も「梱包・発送たのメル便」で引き取ってくれるので、とっても助かりました。

売れないものは粗大ごみや普通ごみなどで処分しました。
これはこの機会にできてよかったのですが、ダンボールで何箱もの紙の書類があって、これも思い切ってスリム化しました。
法律で保存期間が過ぎた経理書類や、過去案件の紙書類など、最低限必要なものだけ取っておいてあとは処分してスッキリ。

そんなもろもろの作業や手続きをして、無事に9月からフルリモートへの移行を完了しました。
身軽になって、今は新しい気持ちで働いています。
新しい仕事場の「STATION SWITCH」を利用した感想については、また別の記事で書いてみたいと思います。

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