お客様からサイトリニューアルのご相談を受ける際、サーバー環境を確認すると、かなり以前に契約したものをそのまま使ってらっしゃる場合があります。
調査してみると、
- サーバースペックが古い（容量、メモリ、CPU）
- 料金が高いまま
- 最近のプランだと普通に使えるものが使えない（DB、SSL等）
- コントロールパネルが使いづらい
と、不便なことが多々あります。
レンタルサーバーは、ハードディスクなどの機器が安価になってきていることもあり、数年前に比べると料金がだいぶ安くなってきています。数年前と同じ値段であれば、より高スペックな条件のプランを選択することもできます。
サーバー会社が同じままでも、プランを最近のものにすることで利点が多いので、ぜひ検討されることをおすすめします。
一例としてあげますと、「お名前.com」の共用サーバーをご利用のお客様がいらっしゃいました。
弊社テストサイトで制作した後にお客様のサーバーで実装したところ、かなり表示速度が遅く実用に耐えませんでした。実はこのサーバープランがかなり以前の契約のもので、現在は新規受付中止になっているプラン（SD-01プラン）でした。サーバースペックも弱いため、現在受付中のプラン（SD-12プラン）に変更したところ、快適に表示されるようになりました。
※「お名前.com」共用サーバーの速度向上については、「mod_deflate」「mod_expires」の設定をすることも重要です。
http://www.onamae.com/news/domain/160906_1.html
また、プラン変更で思わぬ利点もありました。
最近はSSLでの接続（URLが「https〜」になる）が推奨されていますが、SSL証明書を設定するには費用がかかり、小規模のサイトでは導入をためらうことがあります。
しかし、今回変更した「お名前.com」共用サーバーの新プランでは、なんと無償（プランによっては月額100円）で独自ドメインのSSLを利用できます（アルファSSL）。
（他サーバーでは、独自ドメインのSSL証明書で年額1、2万円ほどかかります）
実は今回のプラン変更で月額費用は1,000円ほど高くなったのですが、それ以上の価値があるものでした。
上記は一例ですが、他のお客様でもプラン変更で、ほぼ100%、契約条件は改善しています。
サーバー会社としても、古いサーバーは維持コストもかかるので終了したいと考えているところが多く、移行を手伝ってくれるところもあります。
この数年、サーバー契約を見直していない方は、一度確認されてみるのはいかがでしょうか。
弊社では、サーバーの選定やデータ移行のご相談もお受けしていますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。